現役Webライターが教える!未経験からWebライターになる方法
在宅ワークや副業としても働けるWebライター。好きなときに好きな場所で働ける自由でスマートな働き方に、憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。
「Webライターになりたい!」と思っても、「何からはじめたらいいのか分からない」「本当に稼げるのかな」などの疑問を解消できず、はじめの一歩を踏み出せずにいる人もいるはず。
そこで本記事では、未経験からWebライターにキャリアチェンジした筆者が、自身の経験を踏まえ、活躍するためのスキルや初心者におすすめのクラウドサービスを紹介します。現役のWebライターが経験に基づく“生の声”を届けているので、ぜひ最後までチェックしてください。
在宅&副業でも働ける!Webライターの仕事内容や年収を紹介
Webライターの仕事内容
Webライターとは、企業や個人から依頼を受けて、Webサイトに掲載する記事を書く仕事のことを指します。「読み手を意識し、シンプルでわかりやすい文章を書く」という点では紙媒体のライターと変わりませんが、Webライターには、SEOを意識した特有のスキルが求められます。
具体的な仕事内容は以下の通りです。
- キーワード選定 :
記事内容に合ったキーワードをあらかじめ調査し、文章に盛り込む - 記事構成 :
キーワード選定に基づく記事の構成を考え、段落を適切に配置する - 情報収集 :
「公式サイト」「新聞」「書籍」などからライティングに必要な情報を収集する - 執筆 :
集めた情報から、読者に分かりやすい文章を執筆する - 校正 :
完成した記事に誤字脱字がないか、引用のルールが守られているかを確認し、必要に応じて修正する
どのくらい稼げる?Webライターの年収
様々な職種の平均年収を調べることができる「求人ボックス」の情報(2024年6月更新)によると、正社員として働くライター業(Webライター含む)の平均年収は約446万円となっており、日本の平均年収とほぼ同水準にあります。
給与幅としては314万円~788万円と比較的広く、最も多いゾーンは314万円〜373万円。副業では、時給1,001円〜1,800円(関東)が目安です。
Webライターの月収の目安
- 正社員の場合:月収23万円~65万円以上
- 副業の場合::月収5万円~20万円程度
Webライターの年収は、勤務先やスキル・経験によっても大きく変わります。では、どうすれば年収を上げられるのでしょうか?ポイントは以下の3点です。
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文字単価を上げる :
Webライターとして経験を積んだり、専門知識を深めたりすることで、高単価の案件を受注できるようになります。 -
多くの案件を獲得する :
複数のクライアントから依頼を請け負うことで、収入を増やせます。 -
高単価が期待できる分野に特化する :
特定のジャンルに特化し、高品質な記事を納品することで、高単価な案件を獲得できます。
Webライター初心者は、まず多くの案件を獲得して実績を積み、そのあと徐々に自分の専門性を高めていくことが収入アップのセオリーといえるでしょう。
Webライターに向いている人の特徴5選
1. 文章を書くのが好きな人
「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、「文章を書くのが好き」であることは、Webライターとして活動していく上で重要な素質です。
その一方で、その素質が「自己表現」と結びつくと、かえって分かりづらい文章を書いてしまうケースも。常に読者の目線に立ち、「シンプルで分かりやすい文章を書くこと」を心がけることが大切です。
もし、自分の文章力に不安がある場合は、本や動画で学習したり、ライティング講座に申し込みプロからの指導を受けてみるのもよいでしょう。
2. 知的好奇心があり、わからないことをすぐに調べられる人
Webライターになると、初心者・経験者問わず分からないことを調べ、理解し、記事を書く場面が訪れます。自分が担当するテーマへの理解が不十分なまま記事を書くと、誤った情報を読者に伝えたり、記事の中で伝えたいメッセージがぼやけたりするクオリティの低い記事になります。テーマの理解に不安がある場合は、無理して執筆を進めるのではなく、早い段階でクライアントに相談しましょう。
3. 締切を守れる人
Webライターは、限られた時間のなかで情報を調べ、記事を書き、納品を完了しなければなりません。もし、原稿が締切に間に合わない場合は、早めにクライアントに相談するのが鉄則です。なかには依頼後、そのまま連絡が取れなくなるライターがいますが、当然クライアントに迷惑がかかります。このような行為を繰り返すと、Webライターとして一番重要な「信頼」を失うことになるので注意しましょう。
4. 客観的な視点をもてる人
Webライターには、第三者の目線から物事を理解する力が求められます。特に情報収集のときは、自分の主観や思想をいったん横に置き、肯定的な意見と否定的な意見を照らし合わせながら情報を正確に読み解く力が必要です。
5. 指摘事項・修正事項を受け止められる素直な人
どれだけ頑張って執筆しても、文章の内容についてクライアントから注意を受けることはあります。ときには厳しい指摘を受けることもあるでしょう。しかし、そこで言い訳をしても、互いのプラスになることはほとんどありません。相手の言葉を素直に受け止める姿勢こそ、未来の成長につながります。
必ず押さえておきたい!Webライターに必要な4つの力
1. 誰が読んでも分かりやすい文章を書く力
繰り返しになりますが、簡潔で分かりやすい文章を書くことはWebライターにとって重要です。たとえ経験豊富なプロのライターであっても、読みづらい文章を書いてしまったり、誤字・脱字が出てしまうことはあります。大切なのは、自分で書いた原稿をじっくり読み直すこと。ただし、書き終えてすぐは集中力が下がっている場合が多いので、原稿を数日寝かせたあとに読み直すのがおすすめです。
2. クライアントとスムーズに意思疎通を図るコミュニケーション力
クライアントとの連絡は、メールやチャットでやりとりする場合がほとんどです。クライアントから連絡があったときは、遅くとも24時間以内に返信しましょう。もし、クライアントからの指示でわからないことがあれば、「どこがわからないのか」の要点をまとめて質問を返すと、相手の負担が減ります。
3. 記事作成に必要な情報を集める情報収集力
情報収集は、記事のクオリティに大きな影響を与える重要なプロセスです。多くの場合ネット検索が中心ですが、ネット上は、正しい情報と誤った情報が入り混じるまさに玉石混交の世界。情報元を確認せずに書かれている内容を鵜呑みにすると、信頼性の低い記事になります。情報収集の際は、何が書かれているか以上に、「どこが出している情報なのか」を必ず確認するようにしましょう。
4. 文章を書きたいという情熱
締切に追われて逃げ出したくなっても、クライアントから厳しいフィードバックを受けて心が折れそうになっても、最後に自分を支えてくれるのは、「文章を書きたい」という情熱です。情熱のこもった文章は、たとえライティング技術が未熟でも読者の心に届きます。読者の心に届いた文章は、何度も読まれつづける記事になるのです。
在宅ワークや副業としても使える!
Webライター初心者におすすめのクラウドサービス2選
1. クラウドワークス
個人・法人問わず業務委託の案件が多数掲載されている、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。「ライティング・記事作成」のカテゴリだけでも、2,000件以上の仕事数があり、「未経験」の案件でも600件以上あります。(※2024年8月15日現在)
文字単価は、初心者ライターであれば1文字1円前後からのスタートですが、経験やスキルが上がると3円以上で受注できるケースもあります。
2. ランサーズ
高単価な案件が多く、Webライターとしてスキルアップを目指す人におすすめのクラウドソーシングサイトです。 ランサーズで募集されている案件の多くは、文字単価0.5円〜20円相当が相場となっていますが、なかには0.1円程度のかなり金額の低い案件もあります。このような案件は、納品時に大幅な金額の上乗せがない限り仕事として割に合わないので、受注を控えたほうがよいでしょう。初心者のライターは、「とにかく実績をつくりたい」と焦ってしまうことがあるので、注意が必要です。
筆者がWebライターになるまでの話
Hayakawaとの出会い
わたしは元々文章を書くのが好きでした。ときには、「いい文章を書くね」と周りから褒められたこともあります。誰からも教わることなく、ただ我流で文章を書き続けてきたのですが、あるときふと「文章を書く仕事ができないかな」と思うことがありました。けれども同時に、「はたして自分の文章力は本当にプロとして通用するのだろうか」という不安も頭をよぎりました。そこでライティングスキルを一から本気で学べる講座をネットで探し、そのときに出会ったのがHayakawaのWebライター養成講座でした。
Hayakawaを選んだ理由は、
- サービス内容が明確だったこと
- ネットのクチコミ評価が高かったこと
- 卒業制作がライターとしての実績になること
があったからです。
なかでも、「クチコミ」には特に注目しました。
Hayakawaの講座の金額は、当時わたしが調べたなかではもっとも高額でした。しかし冷静に考えると、これは自社サービスに自信があることの裏返しといえます。ネットのクチコミを見ると、やはり高評価のコメントがズラリと並んでいたので、そのまま受講を決めました。
実際に受講してみて
現役のプロライターから指導してもらえるので、小手先ではない本物のライティング力が身につきます。ほかにも、Webライターにとって必要不可欠な「SEOのテクニック」「情報収集のポイント」なども教えていただけるので、仕事の取れるライターにグッと近づけます。
最後に、わたしは、Webライター養成講座を卒業後にライターとしてとある会社に転職しました。未経験の職種でしたが、卒業制作の出来栄えや以前からコツコツ続けていたSNSの投稿が評価されたからだと当時の面接官から聞いています。HayakawaのWebライター養成講座と出会ったことは、間違いなくわたしの人生における契機となりました。仕事をしながらの卒業制作は、スケジュール的にしんどい部分もありましたが、この講座を最後までやり抜けてよかったと思っています。
まとめ
今回は、「現役Webライターが教える!未経験からWebライターになる方法」を紹介しました。
ライターというと、ただ文章を書く仕事のことかと勘違いされますが、前述したように社内やクライアントから求められる能力・スキルはもっと複雑です。知的好奇心が強い人やこれからライターとしてやっていきたいという情熱がある人なら、それだけでこの仕事に向いています。ぜひ本記事を参考に、学習と経験を重ねながらライターとしての腕を磨いていただければと思います。