Webライターを目指す人必読のおすすめ本を厳選して紹介

Webライティング初心者必見!プロライターのおすすめ本3選

Webライターになろう!と思ったとき、まず探すのはWebライティングが学べる本ではないでしょうか?Webライター養成講座で添削を担当する講師陣や、講座を終了しWebライターとして活躍している卒業生も、もれなくライティング関連の本を購入し、勉強しています。

一見簡単に思えるWebライティングですが、実際にはとんでもなく奥が深く、これほど学び甲斐があるものはめったにありません。本講座の受講を検討している方はもちろんですが、そうではない方も一度Webライティングの世界に触れてみませんか?きっとその奥深さに驚かれるはずです。

本コラムでは現役のプロライターが、Webライティング初心者におすすめの本を厳選してご紹介します。この機会に是非興味がある一冊を手に取ってみてください!

グルメライター・水島みほ(たぬき)がおすすめする3冊

Writer: 水島みほ(たぬき)

グルメと散策が大好きなライター。10代から東京の飲食店を巡り、最近では地域のグルメと街を散策する楽しさに目覚める。ブログ「まんぷく神楽坂」では、大好きな街・神楽坂でおすすめのお店を特集。そのリーフレット版では、街歩きをテーマにさまざまな魅力を紹介(企画から制作まで一貫して手掛ける)。一緒に街を探検しませんか?

★リーフレット版「MANPUKU KAGURAZAKA」2024年3月1日刊行!東京メトロ飯田橋駅構内、神楽坂の至るところに設置(5月中頃まで)。ぜひご覧ください。

敬語力がつく!文章&文書の超・基本

書影

わかりやすい文章を書くための基本知識が詰まった一冊。著者の杉本祐子氏は、NHK文化センターで文章講座の講師経歴をもち、文章の書き方に関する書籍を多数執筆している。

本書は全4部構成。なかでも第1部は初心者Webライター必読の内容だ。
第1部では、文章の基礎となる53ポイントをわかりやすく解説。最初に結論を書く、主語を省略しないなどの基本に加え、テン(読点)を思い切ってマル(句点)に変える等、実際のライティングに役立つテクニックも。
さらに、添削前後の例文を比較しつつ、添削のポイントや各文が相手に与える印象を解説しており、初心者でも文章を書くコツを理解しやすい。
ちなみに、本書は第1部が最も充実しており、全70ページに及ぶ。初心者Webライターは、第1部を読むだけでもスキルアップできるはずだ。

第2部・3部では、ビジネス文書の基本知識や実践方法を解説。さらに、第4部で敬語の使い方を学べば、正しい表現でわかりやすいビジネス文書を作成できるだろう。

全体を通して、図解つきで解説しているため、視覚的に理解できる点も本書の魅力。机に本書を置いておき、必要な時に参照するのもおすすめ。文章の基礎を身につけたい方や初心者Webライターは、バイブルとして愛用すべき一冊だ。

著者 杉本祐子
出版社 主婦の友社
初版 2014年9月10日
頁数 191

一生使えるWebライティングの教室

書影

Web戦略コンサルティングやマーケティング支援を行う、ブライトシー株式会社代表・片桐光知子氏の著書
本書はWeb媒体の特性から始まり、企画やリサーチの方法、SEO対策、さらにライティングの実践まで網羅し、丁寧に解説する。

本書の魅力は、ライティングのスキルだけでなく、企画やリサーチの手順を具体的に紹介している点だ。
企画の手引きでは、Googleや各種キーワードツール、ブレインストーミングを用いた方法を解説。リサーチ手順や分析方法についても事例を挙げながら説明しており、初心者でも理解しやすい
さらに、実践的なテクニックも満載だ。特に、Yahoo!知恵袋のQ&Aからユーザーが知りたいことを調べ、プロフィール情報からペルソナを推測するといったノウハウは、企画時に役立つこと間違いなし。
ちなみに、筆者は本書で企画やリサーチの方法を改めて学習。その一つ一つを実践した結果、オリジナリティのある記事が完成し、検索結果の上位表示を実現した。このように自信につながる学びと経験が得られる点も、本書の大きな魅力。

ライティングのスキルだけでなく、企画力を磨きたいライターやオリジナリティのある記事で検索上位を目指したい方に、本書を強くおすすめしたい

著者 片桐光知子
出版社 マイナビ出版
初版 2022年3月23日
頁数 256

すごい言語化「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法

書影

言語化コンサルタントとして活躍する、木暮太一氏の著書
本書には、自分の思いを相手に分かるように伝える「言語化」のノウハウが詰まっている。

そもそも、言語化とはキャッチコピーを作ることではない。言語化は、自分の頭の中で描くイメージと同じものを、相手が想像できる言葉で伝えることである。
そのプロセスとして、まずは伝えるべき内容を定め、相手が理解できる言葉に置き換えることが非常に大切だ。
本書では、このような言語化のプロセスや考え方をわかりやすく解説する。特に、スターバックスが自店を「サードプレイス」と表現した事例では、ビジネスにおける言語化の重要性が手に取るようにわかる。

本書を読んだ後、筆者は記事を執筆する際、読者に伝えるべき内容を徹底的に考えるようになった。しっかり言語化すれば、読者が理解しやすい文章を作成でき、結果的に有益な記事になるはずだ。

言語化のトレーニングは、日常やビジネスのさまざまなシーンで大いに役立つ。自分の思いをうまく言葉にできず悩んでいる方、相手が理解できる言葉選びを身につけたい方は、本書を手にしてみよう。

著者 木暮太一
出版社 ダイヤモンド社
初版 2023年6月6日
頁数 205

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